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どろどろとした何かがさざめく
それは頭の先から爪先にかけて。
胸に痞える 黒くささくれた蟲と 悔恨の藍
幾つもの細い糸を束ね 視せる夢と 思い込みの情景。
自分への憎しみと無力感。
脱力と肉体 養分と吸収 使えない抜殻。
この世に生まれた その瞬間から 深く深く埋め込まれた針。
終りを迎えるその時まで
きっと、僕の体から取り出すことは出来ないのでしょう。
広い農園 朽木の人と 大きな茸。
管理という名の肥料と自由という名の害虫。
摺り込まれた常識。
アレルギーと自我。
だから僕は 広い農園の片隅、
吹き溜まりの中 膿を吐き出し続ける。
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