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望まぬ結果に
胡座をかいて
愚癡なる己を知覚出来ず

銃を取って下さいな
その手の中に

重ね重ねの糞と野望
自ら流す血は何色か

高みの見物
愛 はためかせ
呪詛 撒き散らす

多数決など
犯してくれるわ
自由は我等の為に在り

潰してしまえ 抗う声を
欺瞞に満ちた 平和を掲げて

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問い掛けを閉じ込める
僅か三秒

掠れた声は
夏の大気と混じり合う
片付けられた
鉄の身体に背を向けて

火が足りぬ

譫言はとても奔放に
喉の渇きを詐称する

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堪え兼ねた声だ
今 欄外で牙を剥くのは

枠の中では慈悲深い
血染めの正義さ
不実を覆った

烙印はいつも身勝手に
憎しみを呼び 水を淀ます

化けの皮を剥ぎ取ってやれ
その肩書きごと

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送り出されるその日まで
欠ける事など赦されない

満ち満ちた
体躯が揺れる玉結び

愛される顔に
お前は仕立てられたのだ

風が吹けば
道は要らない

蜘蛛の巣へ到る全能感
持ち帰るには
まだ早い

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郊外は今も昼最中
星の没する仕草も見えず

療養とは名ばかりだ
硝子の向こうは

柑橘がくすみ
項垂れるまで
君と私の家族ごっこは
繰り返される

子を成した鬼さ
引き摺られたのは

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争いが起きる事も無い
伏せた視線へ
互いの血肉が
往き来する間は

特上の娯楽を盾に
屋上で堕落を糧に
身を肥やす

侵入はいとも容易く
編入は今も怪しく
鉄条網への依存を深めて
平らに固めた
和を振り乱す

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隠し立て無く
話せばいいさ
額の縁まで

これは誰かが
記す肖像
それが世界だ
何と小さな

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刃向かう先は
豊かな実り

噛み締める程に
甘く滴り
傘差さぬ身に
余る恍惚

水を吸って重くなった
その事実だけで
充分です

浮腫んだ空が
笑っているよ

岸辺の参列
連続性すら間引きした
果ての懐胎

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