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壊れた時計
覚悟していた、
いつかこんな日が来る事は。
小糠雨降る憂鬱な午前
重厚な反響音に包まれた脳裏には
きみとの想い出が
ただ狂騒に廻り続ける。
きみは幸せだったでしょうか?
ぼくと暮らした日々の中、
何かを得る事が出来たのでしょうか?
ぼくにはわかりません。
もし、魂なんてものが存在するというのなら
きみは何処へ往ってしまったのですか?
ぼくにはわかりません。
ぬけがらのきみのからだ。
ぬけがらのぼくのしこう。
広い様で狭い
ちっぽけなこの世界の片隅で
ちっぽけなぼくは
ちっぽけな思いを巡らせる。
だけれども、
やはりぼくにはわかりません。
いや、きっと僕だけではない。
学者、思想家、哲学者。
偉人と謳われ秩序成す者。
結局、彼らも同じなのだ。
自分の物差しで仰け反り眺め、
所詮は賢者気取りの幼稚な存在。
ぼくは、何てちっぽけで無知な生き物か。
ひとは、何てちっぽけで無知な生き物か。
分からない事だらけの世界。
不安定な社会と価値観。
ちっぽけなぼく。
そんなぼくにも、
迷う事無く
叫べる言葉ができました。
こんな何も知らないぼくを
信じてくれてありがとう。
こんな情けないぼくを
愛してくれてありがとう。
さようならは言わない。
おやすみ。
ぼくはきみの瞼を閉じる。
安らかなきみの寝顔。
きっと、きみは幸せだったんだ。
都合が良くてもいい。
自分の物差しでもいい。
僕は人間なのだから。
ぬけがらのきみのからだ。
ぬけがらのぼくのしこう。
僕は君を毛布に包み、
ネクタイ締めて家を出た。
止まった時計に背を向け歩く。
刻はいつもと変わらず流れ始めた。
いつかこんな日が来る事は。
小糠雨降る憂鬱な午前
重厚な反響音に包まれた脳裏には
きみとの想い出が
ただ狂騒に廻り続ける。
きみは幸せだったでしょうか?
ぼくと暮らした日々の中、
何かを得る事が出来たのでしょうか?
ぼくにはわかりません。
もし、魂なんてものが存在するというのなら
きみは何処へ往ってしまったのですか?
ぼくにはわかりません。
ぬけがらのきみのからだ。
ぬけがらのぼくのしこう。
広い様で狭い
ちっぽけなこの世界の片隅で
ちっぽけなぼくは
ちっぽけな思いを巡らせる。
だけれども、
やはりぼくにはわかりません。
いや、きっと僕だけではない。
学者、思想家、哲学者。
偉人と謳われ秩序成す者。
結局、彼らも同じなのだ。
自分の物差しで仰け反り眺め、
所詮は賢者気取りの幼稚な存在。
ぼくは、何てちっぽけで無知な生き物か。
ひとは、何てちっぽけで無知な生き物か。
分からない事だらけの世界。
不安定な社会と価値観。
ちっぽけなぼく。
そんなぼくにも、
迷う事無く
叫べる言葉ができました。
こんな何も知らないぼくを
信じてくれてありがとう。
こんな情けないぼくを
愛してくれてありがとう。
さようならは言わない。
おやすみ。
ぼくはきみの瞼を閉じる。
安らかなきみの寝顔。
きっと、きみは幸せだったんだ。
都合が良くてもいい。
自分の物差しでもいい。
僕は人間なのだから。
ぬけがらのきみのからだ。
ぬけがらのぼくのしこう。
僕は君を毛布に包み、
ネクタイ締めて家を出た。
止まった時計に背を向け歩く。
刻はいつもと変わらず流れ始めた。
2006.06.06 ▲
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