所縁なき停滞
もっと力を抜くべきだ
向かい合う刃が
錆び付くまでは

背中に刺さった
視線も今に
孤独を悟って地を這い回る

熟した果実さ
負け惜しむ身は
渦巻く虫に慕われる程
勝手に抱いた憧れに
喰い散らされて
宙を漂う

時はまだ円の軌道に

時は経つ
気道に詰まるは
縁も所縁もない怨み

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2016.11.28


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