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創りものの景色
内在と外界の狭間から
広がる景色に魅せられて
差し込む光が着せ替える
揺らめき一つ、取り替えた。
代わりの景色は淋しいけれど
きっと、良い実を結ぶだろう。
枝の先から、
徐々に徐々に下ってみるが
光はそこでも眩しくあり
眼下に映る風景に
ゆらりゆらりと影を延ばす。
人の想いが何処へ行こうと
不変という名の幻覚に
決して辿り着く事は無いのだから、
見据えるべき、その球体を
疑う事も、また一興。
屈折率の誤差などは
実はとても下らぬもので
己が道を切り拓くのは
杆体と錐体より
涌いては寄せる虫の群れ。
誤差など認めぬ集団は
皆、一様に視点を合わせ
異なる視点を嘲笑う。
集団は細胞に転移し、
各所で変異を繰り返しながら
止まる事無く増大する。
意識の低い者の視点は
意識の低い者に転移し、
鼠算的に統一された価値観は
多額の財を引き込んでゆく。
見渡せば、隣の人も後ろの人も
自分の見ている風景を
自分のものだと
疑いもせずに信じている。
視界の奧の景色。
それはそれは遠過ぎて
捉えるなど適わぬ事だが、
ただ、これだけは断言できる。
あいつらが有難がってる
その風景は
誰かが創ったハリボテである…と。
広がる景色に魅せられて
差し込む光が着せ替える
揺らめき一つ、取り替えた。
代わりの景色は淋しいけれど
きっと、良い実を結ぶだろう。
枝の先から、
徐々に徐々に下ってみるが
光はそこでも眩しくあり
眼下に映る風景に
ゆらりゆらりと影を延ばす。
人の想いが何処へ行こうと
不変という名の幻覚に
決して辿り着く事は無いのだから、
見据えるべき、その球体を
疑う事も、また一興。
屈折率の誤差などは
実はとても下らぬもので
己が道を切り拓くのは
杆体と錐体より
涌いては寄せる虫の群れ。
誤差など認めぬ集団は
皆、一様に視点を合わせ
異なる視点を嘲笑う。
集団は細胞に転移し、
各所で変異を繰り返しながら
止まる事無く増大する。
意識の低い者の視点は
意識の低い者に転移し、
鼠算的に統一された価値観は
多額の財を引き込んでゆく。
見渡せば、隣の人も後ろの人も
自分の見ている風景を
自分のものだと
疑いもせずに信じている。
視界の奧の景色。
それはそれは遠過ぎて
捉えるなど適わぬ事だが、
ただ、これだけは断言できる。
あいつらが有難がってる
その風景は
誰かが創ったハリボテである…と。
2008.06.14 ▲
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