空洞に座す
空洞に座した風車
抜ける視線を羽根に絡めて
堂々巡りの柔肌を晒す

脈は刻々と版を活け
灰色の雪へ
針を突き刺す他にない

自ら来たのか
呼ばれて来たのか
今となっては
取るに足らない事ばかり

関連記事

2017.03.03


Secret