名も無き墓標
隔てた夢に挟まれて
どっち付かずの
身を磨り減らし春を迎える

何れは解け行く
定めかな
流した涙はもう消えたのさ
当ても無いまま

笑顔で送って欲しいから
空の器へ声を閉じ込め
せめてもの
謝意を置き残す
誰も覚えていなくとも

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2017.03.06


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