猿の居住区
もうどれくらい経つのだろう
寝食を刻み朽ち果てた
へどろに埋もれたアパートメント

散らかった床に帰ろうか

忙しなく住まう
押し込められた脳裏の底に

不承不承な交友は
ただただ頷き流すばかりさ

手塩にかけた皿に背を向け
ましらの如き沙汰に酔い痴る
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2018.03.02


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