不堪に躓く
落したものは戻らない
目下の色彩
滲みゆくまま

剥き出しの鉄骨が
風をさらう
止まらない汗を
拭きとる様に

慟哭と共に微笑みが
退いては押して
挽いては薫る

湧き上がるのは誰の目だ
不完全な俯瞰と共に
不感症な不堪に躓く
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2020.01.08


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