愛菌糸きのこ
床下のカビの様に
静かに静かに身を寄せる
混じり気の無いきのこたち。

板一枚上の有識者は
日当りと風通しの悪さに苛立ち
もっともらしい理屈で
改築の許可を求めている。

何が有害で
何が有益なのか
決めるのはご都合主義の管理人。

垂れ流される論調は
中身の歪んだ欠陥住宅。

無知な情報弱者は
建築士の説明を疑う事無く受け入れ
視野の広い者たちを罵る。

欠如した自浄作用
そこに観察と分析は無く
重要なのは肩書きと綺麗な外装のみ。

愚かな愚かな正論者は
愚かな愚かな狂信者。

本質見抜けぬ優等生は
負の自浄作用を構築し
大衆見下す管理者の
利権を今日も肥やしてる。

人権 平等 自由 平和
抽象的な奇麗事は
極一部の部外者を
特権階級に押し上げる。

守られるべき人権は
報道規制に葬られ、
悪意に満ちた法案は
大多数の「テレビと新聞」信者によって
推進されてゆく。

結局、自らの手で首を絞め
家畜は量産されるのだ。

きのこがきのこである為に
菌糸体を守る為に、
3割の投票率が押し上げた
狡猾な売床菌(ばいしょうきん)に
今こそ牙を剥かねばならない。
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2008.08.12