刻みの所為
潰れてしまった声合わせ
半ばに倒れた友を見下ろす
横一文字の幕開けが
迸る程に歯を軋ませる

総員一丸となり
陽を背負う
非を打ち消して火を滾らせて

貧相な空が明ける頃には
恰幅の良い土に帰れるだろうか
代わる事なき目覚めと共に
刃が刻まれる
とても近くで
とても粗雑に


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2020.08.07


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