蟻の一刻
雨の先には飴が有り
軒下の蟻へと想いを繋ぐ

今この時に交われず
刻一刻と近付く朝よ
どうか夜風をとどめておくれ

曝け出された肌に流れる
一閃の声
一片の呼気
掻き分けられた
肉と境界

離れた事も知覚出来ずに
開けた雲
明けた空
飽きた日常
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2021.05.11


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