骨の調


重力に任せ降りて行く
己が首を拠るすべにして

止まった視界は誰のものか
弾けた火花が照らす余暇
挫けた尾花を焦らす咎
いじけた野花に面影重ねて
虚しさの中に意味を見出だす

胸元は今日も朝を知り
胴元の様に
夜の調を列ねて捏ねる

楽であれ
肉を纏って居られる限りは
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2021.07.02


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