稀代の夜明け

溜め込んだ憎しみは
重さを持たずに
突き刺さる

引き抜く頃には
身体の一部さ
殻だの空だの喚き散らした
若気の至りを肴に更新
交信する手段も問わずに
行進しては
尤もらしい弁舌を振るう

稀代の夜明けは直ぐ其処だ
星は血となり
灯は肉となる
その目に映る時が過ぎても
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2021.12.01


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