あこがれ
冷たい輝き右往左往
僕の身体を右往左往。

そいつが孔を空ける度
苦痛と興奮入り混じ吐息。

繋いでください
僕と貴方を繋いでください。

叶わぬ想いと知っています。

僕は狂っている?
知っていますよ、そんなこと。

構いません
僕はそれが欲しいんです。

ずっと貴方に憧れていました。


熱い血潮右往左往
僕の身体を右往左往。

そいつが孔から溢れる度
歓喜と高揚入り混じ吐息。

繋いでください
僕と貴方を繋いでください。

僕には為れない?
知っていますよ、儚い夢だと。

構いません
僕は貴方に為りたいんです。

金も地位も手に入れました。

だけども
満たされないんです。

だって、そうでしょう?
貴方は此処にいないのだから。

気付いたんです。

いくら擲とうとも
貴方に決して届かない。

貴方に近づきたい。

貴方に為りたい
僕は貴方に為りたいんだ。

繋いでください
僕と貴方を繋いでください。

ほら、僕を見て。

血塗れの
僕の背中で静かにゆれる
風にゆられて静かにゆれる。

新しい僕のからだ
愛しい愛しい僕のからだ。

愛しい愛しい僕の羽。


少しは貴方に近づけたでしょうか?
いつかは貴方に為れるでしょうか?
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2006.06.06