Trackback
| ホーム |
荒廃なんて何処にもなかった
生い茂る葉より芳香が
鼻腔を抜けて脳に染み入る
消失点に至るまで
そんな刺激が繰り返し
繰り返し
昨日までの渇いた記憶を
上書き
してゆくものだから
痩せこけた躰はとうに
膨張し切って
土に自重を囚われていた
足が全てと繋げてくれるさ
目口は張り付き
鼻は埋もれ
実りの季節を待ち望む
刈り取られるまで
どうか穏やかでありますように
生い茂る葉より芳香が
鼻腔を抜けて脳に染み入る
消失点に至るまで
そんな刺激が繰り返し
繰り返し
昨日までの渇いた記憶を
上書き
してゆくものだから
痩せこけた躰はとうに
膨張し切って
土に自重を囚われていた
足が全てと繋げてくれるさ
目口は張り付き
鼻は埋もれ
実りの季節を待ち望む
刈り取られるまで
どうか穏やかでありますように
2022.09.11 ▲
| ホーム |