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何ら変わらぬ営みが
また押し寄せて
また過ぎて行く
薄の揺らぎが運んでいるのさ
この景色ごと
数軒先より灯りが零れ
掃き出し窓には血が滲む
枝垂れた眠りだ
押し付けられた線から面へ
槿花色した焦燥が
捲れて爛れて広がって行く
空き地には既に誰も居ないが
誰かの視線はまだ生きている
また押し寄せて
また過ぎて行く
薄の揺らぎが運んでいるのさ
この景色ごと
数軒先より灯りが零れ
掃き出し窓には血が滲む
枝垂れた眠りだ
押し付けられた線から面へ
槿花色した焦燥が
捲れて爛れて広がって行く
空き地には既に誰も居ないが
誰かの視線はまだ生きている
2023.01.29 ▲
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