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自己弁護者の観る器
被害妄想に憑り付かれた
自己弁護者が
鐘を鳴らし
年老いた記憶を踏み拉く時
塞き止められた
我を構築する色彩は
起伏と共に脈を打つ
包丁の戯れに引き摺られ
境目の空間へと融けてゆく
私も直ぐに零れ落ち
残ったものは
中身が剥落し
悲愴と苦痛に充ちた器
築き上げたものは
月日と対照的な速度の許
汚され、崩され、
1つの世界に
重力の拡散が齎される
異なる器が
異なる器を砕くなら
私は砕けた器より生じた記憶を憂う
新たな自己弁護者となろう
中枢に一閃、
裂け目から飛び散る虹は
私にとって
何の価値も持たないゴミに等しく、
拡散から生じるものは
様々に表情を変えながらも
籠の中に滞留する
静電気の様なものだと
自覚せずにはいられなかった
天秤にて
自己弁護者は宣う
正義とは
自己弁護の密度と等しく
喪失とは
解放を促す衝動に作用する
潤滑油の構成成分に等しい。
自己弁護者が
鐘を鳴らし
年老いた記憶を踏み拉く時
塞き止められた
我を構築する色彩は
起伏と共に脈を打つ
包丁の戯れに引き摺られ
境目の空間へと融けてゆく
私も直ぐに零れ落ち
残ったものは
中身が剥落し
悲愴と苦痛に充ちた器
築き上げたものは
月日と対照的な速度の許
汚され、崩され、
1つの世界に
重力の拡散が齎される
異なる器が
異なる器を砕くなら
私は砕けた器より生じた記憶を憂う
新たな自己弁護者となろう
中枢に一閃、
裂け目から飛び散る虹は
私にとって
何の価値も持たないゴミに等しく、
拡散から生じるものは
様々に表情を変えながらも
籠の中に滞留する
静電気の様なものだと
自覚せずにはいられなかった
天秤にて
自己弁護者は宣う
正義とは
自己弁護の密度と等しく
喪失とは
解放を促す衝動に作用する
潤滑油の構成成分に等しい。
2008.11.02 ▲
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