ただ生きている
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凝縮された
空と大地に囚われて
逃げ出す事すら出来ない感覚
眩い日差しが何処までも
この身を捕らえて離さぬのなら
眠りに落ちたその先も
朗らかな昼が待っている
巡り合う訳がないのだ
そもそもここでは陽は沈まない
磔になって連なって
上がり続ける鼓動と気温に
ただ生きているのだと
打ち拉がれる
夜を迎える事も出来ずに
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2023.06.02


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