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解放された灯は何処に
その身を移して
呼吸を繋げて行くのだろう
窒息したての羽虫の群れに
食い込む指の一つ一つも
やがては
刃と刃の摩擦に途切れる
積み上げた
石の谷間が呆けているのは
酸素が巡らぬ言葉のせいだ
貴様の目線は幾つある
暮れているかのように振舞う
形成途中の空の深みを凝視する
首から下が
存在するかも怪しい瞳を
見開いて
その身を移して
呼吸を繋げて行くのだろう
窒息したての羽虫の群れに
食い込む指の一つ一つも
やがては
刃と刃の摩擦に途切れる
積み上げた
石の谷間が呆けているのは
酸素が巡らぬ言葉のせいだ
貴様の目線は幾つある
暮れているかのように振舞う
形成途中の空の深みを凝視する
首から下が
存在するかも怪しい瞳を
見開いて
2023.07.07 ▲
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