大輪の視線
Sunflowers like eyes in a cluster1
逃れた先でも声がする
罵るように
首をそろえて

大輪はいつから
見つめていたのか
押し込められた部屋の中で
敷居などなく
目と目がこすれる
閉じる事すら叶わずに
涙に浸る余韻も知らない
陽を模す花弁に
誰も彼もが焼かれて消える
妬かれることなく
惹かれるだけの骨の連なり
種を零すさ
そう間を置かずに
関連記事

2023.07.13


Secret