歪な区画
City a dimensional rift lots of bramble legs4
混濁する視界は今を
映していると言えるのだろうか
潰し潰され七転八倒
撓み揺られて
夢の残り香が鼻を衝く
起きているのか
眠っているのか
触覚はとても冴えているのに
聴覚は窓の中にある
閉じ籠っているのでしょう
思う所が有るのか無いのか
ここから読むことは叶わぬが
ここまでビルの灯は届いているから
恐らく僕らは覚めているんだ
冷める間も無く陽に照らされて
暮れることしか出来なかろうと

そう歪ながらも建ち並ぶんだ
継ぎ接ぎだらけで不細工な
頽れるだけの記憶であっても
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2023.09.09


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