丁度人一人
Dead body in a pitch-black tank4
屈託のない笑顔が此処に
切り張りされた豊かさが今日も
怠惰な視線を束ねて引き込む
足元の穴に
気付いちゃいないし
気付いちゃいけない
俯けば底知れぬ深みがあるのに
気分はもう天にも昇る心地です
突き進んでいたはずが
掘り進んでいたのです
丁度人一人が収まるくらいに
頭なんて
疾っくに誰かに預けているんだ
平衡感覚そのものが
秀でたものだと囃されるまま
関連記事

2023.09.12


Secret