重たい空などお構いなしに
歓喜が無様に駆けてくる
寒気はまだまだ遠くにあるのに
凍てつくような
明け六つ
暮れ六つ
何がそんなに嬉しいのだろう
空は今にも落ちてきそうで
草ももうじき枯れてしまうのに

どこか遠くへ
心だけでも言葉だけでも
踊り狂ってしまわぬうちに