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固着性の有無
岸辺から岩陰へ
日差しを避けて移り行く
弁状の連なりに身を委ね
明くる日も明くる日も
懸濁物を貪りながら
対岸の草陰に
日差しを避けて移り行く
机上の末成りの身を案じ
明くる日も明くる日も
堆積物に呑み込まれて行く
明日は僕も
見栄えの良い服を着て
みすぼらしい容器から
現実態へと排出される
呑まれても突出し
接触面積の広さだけ
恍惚感に満たされるのは
愛という不確定な揺らぎからか
欲という確定的な歪みからか
零れだし
堆積する粒子さえ
虚構と理想に混じり合い
現実と胸の高鳴りを超えた所で
普遍的とされる(願いたい)
自我を組み立てている
繁殖し群集と化した概念や
分解し消失する観念に
喰らい付き
喰らわれ
固着性の有無の中
循環するのは
境さえ計れぬ
自覚という謎のみ。
日差しを避けて移り行く
弁状の連なりに身を委ね
明くる日も明くる日も
懸濁物を貪りながら
対岸の草陰に
日差しを避けて移り行く
机上の末成りの身を案じ
明くる日も明くる日も
堆積物に呑み込まれて行く
明日は僕も
見栄えの良い服を着て
みすぼらしい容器から
現実態へと排出される
呑まれても突出し
接触面積の広さだけ
恍惚感に満たされるのは
愛という不確定な揺らぎからか
欲という確定的な歪みからか
零れだし
堆積する粒子さえ
虚構と理想に混じり合い
現実と胸の高鳴りを超えた所で
普遍的とされる(願いたい)
自我を組み立てている
繁殖し群集と化した概念や
分解し消失する観念に
喰らい付き
喰らわれ
固着性の有無の中
循環するのは
境さえ計れぬ
自覚という謎のみ。
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