皮底の意思
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朝靄が街を覆っても
一時凌ぎだ
余りに大きな目覚めの前では
視界は何処まで及んでいるのか
骨の髄まで届いているのか
呆けていたのはたったの数分
その一刻で干上がりつつある
水中の生は静を成す
止まりもせずに
困り果てた様子も無い

そら見た事か
誰の犠牲も強いちゃいない
袖看板に見下ろされ
重荷を下ろし腰掛ける
川が今は此処には無いので
額面通り
湿気った底を剥き出しにして
街の谷間で仰ぎ見る
差し込め駆け込め
皮の中に
不揃いな意思を認めながら

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2024.02.23


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