うつらぬ路地
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撒き散らせた後に知る
映らぬことを
移らぬ音を聴きながら

後部座席に乗せていたんだ
風を切る間に
土砂の下から見上げた空は
何処か届きそうな色をしていた
電飾が騒ぎ出し
染色が皮膚の裏から手を伸ばす
顔色が優れない
路地が丸ごと釣られる程に
魚なんて何処にもいない
周知の事実だったのだ
私以外の者にとっては

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2024.04.14


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