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推力は玲瓏と腐り落ちる
曇りきった空から
冷ややかな空腹が零れている
霧消の憧れを
淋しげな面持ちで見つめているのは
ただ、此処にある喜びに
慣れきってしまった
半身不随の情熱に
饐えた匂いを
嗅ぎ取ってしまったからに他ならない
傷んだ土塊
萎えた瞳
優しい声も
暖かな掌も
長閑な色彩と時間の中で
饐えて 透えて 空えて
もう、此処には帰って来ない
翅音、歯音、破音
蝿が集ってきた
蒸し暑い季候の中で
四六時中纏わり付く
焦燥、
一握りの虚しさ
倦怠、脱力、憂鬱
日に日に黒ずんでゆく
向上心と普遍的価値感に足を囚われ
猜疑心に蝕まれた下腹部が
際限の無い膨張に引き摺られている現実に
絶息するかの様な恐怖を覚えながら
もし、私に幾許かの天賦や
玲瓏とした推力があったならと
悔やまずにはいれないのです
いれぬだけの
相容れぬ思我に埋もれ
合掌!合唱!合昇!
冷ややかな空腹が零れている
霧消の憧れを
淋しげな面持ちで見つめているのは
ただ、此処にある喜びに
慣れきってしまった
半身不随の情熱に
饐えた匂いを
嗅ぎ取ってしまったからに他ならない
傷んだ土塊
萎えた瞳
優しい声も
暖かな掌も
長閑な色彩と時間の中で
饐えて 透えて 空えて
もう、此処には帰って来ない
翅音、歯音、破音
蝿が集ってきた
蒸し暑い季候の中で
四六時中纏わり付く
焦燥、
一握りの虚しさ
倦怠、脱力、憂鬱
日に日に黒ずんでゆく
向上心と普遍的価値感に足を囚われ
猜疑心に蝕まれた下腹部が
際限の無い膨張に引き摺られている現実に
絶息するかの様な恐怖を覚えながら
もし、私に幾許かの天賦や
玲瓏とした推力があったならと
悔やまずにはいれないのです
いれぬだけの
相容れぬ思我に埋もれ
合掌!合唱!合昇!
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