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木造モルタルアパートメント
深みを求めて彷徨い歩き
彼は居心地の良い
アパートの一室へと流れ着いた

足場も省みない
ゆとりある受諾者たちが
覚束無い足取りで
ふらふらと
台所の曇り硝子の前を
幾度と無く往来する
逆光の中の黴臭いアパートだ

101号室
102号室…
103号室……、
一つ数字を飛ばして
105号室………、

こぢんまりとした
焼け爛れた背を丸めて
早朝から明け方まで
繰り返し
似通った景色ばかりを
繰り返し繰り返す

対価など
費やしたもの≒不安定な分子の数
と比例せず
結局は自らの意志で
自らの有様を形容する事も
心苦しく感じている現状に到っては
居心地が良いのではなく
居心地が良いのだと
脅迫概念だけが
ひび割れた記憶の中に
根を張り侵食する事によって
都合の良い思いでだけが
誇らしげに
擦り傷だらけの回覧板へと
記述されてゆくのだろう

拝覧後は迅速に
次の部屋の玄関ポストへと
投函しましょう

何の疑問も持たずに
繰り返し
似通った図式ばかりを
繰り返し繰り返す

破け
破いてしまえ

破いてしまって
何が変る
何が残るというのだ?

縮図の中で
繰り返し
似通った願望ばかりを
繰り返し繰り返す

何も変らない
何も変えれない
虚飾だけの
無力さを盾にした
屈辱的な
営み

糸並み
従属的な
か細さを盾にした
何も変えれない
何も変らない

繰り返し繰り返し
似通った絶望ばかりを
繰り返す
縮図の中で

燃やせ
燃やしてしまえ

燃やしてしまって
何が変る
何が残るというのだ?

「骨は残るさ」

そうだ、燃やそう
燃やしてしまえばいい
代わり映えのしない
名目だけの自由を
自らの意志で

不平等を
モルタルで覆い隠す
おぞましい
賃貸集合アパートメント

次なる我が思考の
強制収用先は
一体どんな場所なんだろうな(笑)

贅沢は言わないが
ダンボール製だけは勘弁願う

着火♪ 昇火♪ 消火♪

木造モルタル平屋建ての
我が愛しのマイホーム(軟禁小屋)は
私の身体と
近隣住宅を巻き込んで
それはそれは
激しく高らかに炎上しました、とさ


…ああ、しまった!
「私の骨はどれだ?」
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2009.10.03

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