アブラムシ
恣意的な教鞭に
縁の下の工作箱
心地の良い日差しの下
伝統の旗を踏み拉く

真っ赤なおべべで着飾った
白痴の人形
左習え

象徴から嘲笑へ
植え付く種を育んで
日々「勝利」に酔いしれる

自制されぬ狂言
自省される郷言

出鱈目基準の高燃費が
伝統も信頼も
根底から腐らせて

今此処にあるのは
自虐と貧困
吐き捨てられた統治権

居候の詐欺師が
家畜を犯し
望まれぬ命が芽吹いてゆく

道義性を語る強盗が
人道性なぞ説きながら
銃身を構え、引き鉄を引く

侵略者が
侵略行為を挿げ替え
被害者を装う異常な日々に
万歳!万歳!万歳!

先人の愛を貶める
無知な同志の養殖場

ああ、害虫共が
凛と咲く
一輪の花へと集ってゆく

赤い旗持つアリ達が
歓声上げて見守る横で
今日もまた
誰かの死刑が執行された
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2010.03.08