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孕まぬ空
木魂する笛の音が
色付いた視界の情景を
一閃の下に打ち落とし
地平線の彼方に
茜と瑠璃が氾濫する
ああ、利休鼠が
泣いている
もうじき、
みんな消えて無くなる
似て非なる
その場限りの色彩に
僕の居場所はあるのだろうか
真っ白に炸裂し
土が、草が、水が、
肉が、石が、鉄が、
大気が焼け焦げ、
噎せ返る
湿気った匂いに
前立腺が縮み上がる
入り乱れる
鶸萌黄の残り香に
堪え切れずに
日付は移る
孕まぬ空は
猩々緋の頃合に
瓜二つな花を咲かせて
一瞬の瞬きの下に
僕の心を犯していった
色付いた視界の情景を
一閃の下に打ち落とし
地平線の彼方に
茜と瑠璃が氾濫する
ああ、利休鼠が
泣いている
もうじき、
みんな消えて無くなる
似て非なる
その場限りの色彩に
僕の居場所はあるのだろうか
真っ白に炸裂し
土が、草が、水が、
肉が、石が、鉄が、
大気が焼け焦げ、
噎せ返る
湿気った匂いに
前立腺が縮み上がる
入り乱れる
鶸萌黄の残り香に
堪え切れずに
日付は移る
孕まぬ空は
猩々緋の頃合に
瓜二つな花を咲かせて
一瞬の瞬きの下に
僕の心を犯していった
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2010.03.23 ▲
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