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プロペラの律動
雨露の滴る大腿骨に
望郷に暮れる鐘たちが張り付き
幾許かの感傷は
苔の下へと埋もれてゆく

優しい日差しの下で犇く
鈍色をした針金の群れが
びすびすと
生臭い肉汁を垂らしながら
豊満な唇の中へと
吸い込まれてゆくのは

発光する緑青が
怪訝の空糸を塗した
薄っぺらい紙切れに欲情し、
自身もまた
それを欲しているからに他ならない

プロペラが律動を奏で
挽肉と化した太陽光が
オゾンの隙間から
絶え間無く流れ込む

萌葱に生した食道は
溢れんばかりの酸素に満ちて
精巣の中で暴れる
寄宿舎の骨を
夥しい数の繊維で彩る

新しい夜明けに
呼吸も出来ず

削ぎ落とす様な痛覚だけが
雁字搦めの欲望に
僕の精子を刻み付ける
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2010.03.25

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