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C27H44O6
凪いで行く既視感と
欠いて行く未視感に絡め捕られ
静寂の木陰へとしゃがみ込む

膝にこびり付いた血液は
ひび割れたレンガの隙間を
ぬらぬら滑り
自らを生じさせる
三叉路と袂を分かち
やがて
ゆったりとした
倦怠感に苛まれて行く

淡水魚が
深く飲み込んだ
釣り針に引き寄せられ
藻と小石の化粧で
思いも寄らずに着飾らせられる様子に
半ば諦めを
半ば革新を待ち望みながら
蕩け始めた大脳は
自分自身の拠り所すらも
全て差し出してみせる

一体僕は
何に怯えているのだろう

構成されるものが
僕である以上
それは唯の目覚めであろう

もっと強く引き寄せて
胃袋が裏返る程に
もっと強く掻き混ぜて
この痛みが
僕だけのものでありますように

喜びも悲しみも
君の記憶と共に燻り
陽射しの中で
白昼夢に微睡む僕を
どろどろに溶かしてくれたなら
どんなにか幸せな事だろう
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2010.05.28

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