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浮上スカムと泡の暗黙知
時計の針にしがみ付き
規則正しく振り回される
18リットルの不文律の午後
一斗缶の中に蹲る僕は
この場所において
不純物以外の何物でもない
物と者との距離感
不燃物たる所以
蕩けてゆく体
赤錆が
赤茶けた錆が
ブリキと樹脂の壁を齧り
滞留する微粒子と
いじけた理想の臨界点へと
侵攻する
裏返る
うなじから腸を摘み
裏返る
信仰する
はじけた夢想の限界点へと
駐留する素粒子と
ブリキと皮脂の野辺を詰(なじ)り
青褪めた黴が
青黴が
分裂を促す夕日は
物干し竿から飛び立つ
伸びきったシャツすらも優しく照らし
庭先の石の下から覗いてる
愛しいあなたの面影すらも
ただ静かに
腐食させてゆく
ぼろぼろと
汁を噴出し崩れてゆく
僕の希望と夢のゆりかご
液体は干上がり
内容物と呼べる唯一の存在に
僕の視線を重ねてみても
あなたと出会えてよかったなんて
今はまだ、口が裂けても言えないんだ
最初から一人
沢山の色に見惚れながら
ぶくぶく浮かぶ
泡の袂
澱み行く水の中から
必死に何かを掴もうと
来る日も来る日も
雑草みたいに茂った腕を
何処か遠いところへ
必死に伸ばし続けるのだ
これまでも
これからも
規則正しく振り回される
18リットルの不文律の午後
一斗缶の中に蹲る僕は
この場所において
不純物以外の何物でもない
物と者との距離感
不燃物たる所以
蕩けてゆく体
赤錆が
赤茶けた錆が
ブリキと樹脂の壁を齧り
滞留する微粒子と
いじけた理想の臨界点へと
侵攻する
裏返る
うなじから腸を摘み
裏返る
信仰する
はじけた夢想の限界点へと
駐留する素粒子と
ブリキと皮脂の野辺を詰(なじ)り
青褪めた黴が
青黴が
分裂を促す夕日は
物干し竿から飛び立つ
伸びきったシャツすらも優しく照らし
庭先の石の下から覗いてる
愛しいあなたの面影すらも
ただ静かに
腐食させてゆく
ぼろぼろと
汁を噴出し崩れてゆく
僕の希望と夢のゆりかご
液体は干上がり
内容物と呼べる唯一の存在に
僕の視線を重ねてみても
あなたと出会えてよかったなんて
今はまだ、口が裂けても言えないんだ
最初から一人
沢山の色に見惚れながら
ぶくぶく浮かぶ
泡の袂
澱み行く水の中から
必死に何かを掴もうと
来る日も来る日も
雑草みたいに茂った腕を
何処か遠いところへ
必死に伸ばし続けるのだ
これまでも
これからも
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