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春待円匙
ささくれた真心に
不実な小雪が舞い踊る
元つ月のしゃがれた街灯

憂いの中で
一頻り湯掻いた松の葉に
ぬくぬくと春の足音を感ずる
鼠達のお茶会にて
僕は朗らかな面持ちで
霧の現に
疎ましい性的衝動を覚える

肉の器に爪立てて
夜更けの船の上
ふわふわ
一掴みの綿毛を
君のポケットへと・・・

晴れやかに
故に儚く
編み込まれた土の浴槽で
噛み合う汲み合う沁み合う
芽吹く事無き腐食の蕾

寒々と連なる
不全と健全の雪壁に
閉ざされ
阻まれ
凍えて暮れ行く
鼠達の写生会

堪らない

僕は
模写された
君の頭に
円匙を突き立てる

断層により生じた
非難と軽蔑

頭骨、血液、脳漿、
蛹の中の欲望が
砕ける、噴出る、飛び散る、

痩せ扱けた風景に
今、確かに
温かな血が通った
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2011.01.19

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