三馬身の剥離
些細から記載
文筆上の路線図は
消失点の向こうから
ハエ 三千匹を引き寄せる
栄え 三千色が轢き止せる
潰れた腹の奥底で
絶え 端然 死期と結び居て
帰依 完全 無季にせせら笑う

妄想が増長
塞がれた明日を押し広げ
怒張したエゴで掻き回す
染色体の叛乱
験触体の産卵
膨れた地母神
離れた三馬身
捲れ上がり裏返る
直腸の中の嘶き

行き詰る創造、
本音は言えず自害の宴
種付かずに散乱
破り捨てて屑かごへ
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2011.09.02