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蟻、此処に在り
風下へ抜ける景色は錆鼠の
風上へ臨む街並み 代赭に滲む
蟻に心はあるまいと
見下げた頭(こうべ)で地を統べる
仮に個々の我、あるまじき
無銭乗車の金の音
無線行者の真似の意図
痛んだ船に身を寄せて
畳んだ翅に荷を乗せる
軋んだ胸の意を模した、木蘭色のこの言葉
風上へ臨む街並み 代赭に滲む
蟻に心はあるまいと
見下げた頭(こうべ)で地を統べる
仮に個々の我、あるまじき
無銭乗車の金の音
無線行者の真似の意図
痛んだ船に身を寄せて
畳んだ翅に荷を乗せる
軋んだ胸の意を模した、木蘭色のこの言葉
2012.05.16 ▲
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