雑じらぬ種
更地となった君の巣に
チューリップを植えながら
不完全な、この子の幸せ数えてる

土は肥えているか?
口は肥えているか?
余地は添えているだろうか?

歪で不揃い
君と僕との染色体
発現途上の愛と問い

焼け爛れた遺体を土に
分け与えた期待を口に
いつの日か、いつの日か
この身を隔つ変異すら
補い合って譲り合い
淘汰を越えた意味を実らす
そんな未来を夢見てる

黄色く染まった花びらを
ピンクに彩るその日まで
想いが土へと返るまで
この地で種を蒔き続けよう
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2012.06.05


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