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Chaotic Hardcore
積み上げられたCDケースの重量が
踏み散らかされた稚拙で侘しい新聞紙の散乱に
睨みを利かせる、とある炎陽の日の午後、
労働者たる蟻の事後、
ビジネス街の喧騒を叩き割る
ただ一抹の音の揚力
交差点から解放されたタクシーが
ツインタワーに囚われて
縮まる事の無くなった討論から会議室への距離に
脱力感と焦燥感とが入り混じった
沼の底から吹き出るようなガテラルボイスで呼応する
瓦礫の崩れない秒針
枯れ木を埋めない病身
信号機の乱反射、乾燥機の熱暴走
ポリカーボネートの回転
位相差から転げ落ちたシュレディンガーの猫
生死を問うのは重なり合う身体と身体
揺り篭の中でまどろむ優しい思い出が酌み交わす
酒と心象、友の群像、ヘテロの崩壊
100倍速の空に脈打つ色の暴力、
網膜を焼き切る様な原色のテロリズムが
蝸牛を揺さぶり組曲となって展開される感動に
僕はただオーディオの前に張り付き
打ちひしがれる事しかできなかった
踏み散らかされた稚拙で侘しい新聞紙の散乱に
睨みを利かせる、とある炎陽の日の午後、
労働者たる蟻の事後、
ビジネス街の喧騒を叩き割る
ただ一抹の音の揚力
交差点から解放されたタクシーが
ツインタワーに囚われて
縮まる事の無くなった討論から会議室への距離に
脱力感と焦燥感とが入り混じった
沼の底から吹き出るようなガテラルボイスで呼応する
瓦礫の崩れない秒針
枯れ木を埋めない病身
信号機の乱反射、乾燥機の熱暴走
ポリカーボネートの回転
位相差から転げ落ちたシュレディンガーの猫
生死を問うのは重なり合う身体と身体
揺り篭の中でまどろむ優しい思い出が酌み交わす
酒と心象、友の群像、ヘテロの崩壊
100倍速の空に脈打つ色の暴力、
網膜を焼き切る様な原色のテロリズムが
蝸牛を揺さぶり組曲となって展開される感動に
僕はただオーディオの前に張り付き
打ちひしがれる事しかできなかった
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2012.06.07 ▲
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