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其処の外まで
積み重なった本の隙間に
生み損なった理想が散乱している

一割未満の美と快楽
九割超過の醜(しこ)の苦難
弱さの内より卵は孵り
人間賛歌が稲を食む
人間惨禍の意義を汲む

恨み言を高らかに
浮名の流れを遡る
陽の当たる時刻に
非を語る布告
緩やかな思い出に浸りながら
思い描いた愛しさが
加速度的に消費されてゆく

ああ、老いてゆく
さあ、置いてゆけ
酒瓶の中で きのこは詠う

暴発する色彩が
スピーカーを介して侵食する
広がり続けるこの部屋の中
誰かが描いた自画像を
誰かが欠いた自我像へ
成立するのは
悲壮に満ちたこの教訓
誹謗に朽ちたこの救済
金輪際、底の底まで
其処の外まで歩いてゆこう
水輪際から風輪際へと至る道
精一杯に着飾って
目一杯の敵意と敬意を君へ
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2012.10.21


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