非貫通式
孤独に慣れ過ぎた
非貫通式の
敬愛出来ぬ葛藤

もう誰も信じぬ反面、
心を許す事に憧れを覚え
潰えてゆく日々の中に揺蕩う
蜃気楼へとその手を伸ばす

空を切る四肢
雲散する像の一片一片に
瞼を腫らすのは
君と僕の唯一の接点
触れる事の出来ぬ証明

填らないピース
枠線の内側に篭った哀愁
抜け落ちた愛情、やがて愛憎
容器の中は
思いやりで満たされている

察する事が肉付かぬ友よ
没する事で格付かぬ咎よ

ありふれ過ぎて
心に刺さらぬ言葉達
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2012.11.16


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