白い憂鬱
板張りの床に頬当てて
春の息吹に耳を澄ます
斜の吹雪に罪を積まして
背負うものだけ膨れて染み付く

桜の花が舞い踊る
割れた頭骨の奧より薫るは
過ぎ去りし日の土の微熱

綿毛の様な君の体
包み込むのは陽の温もり
埋もれた筈の愛しさが
何故こうも近しく思える
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2013.01.23


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