後ろ暗い自覚の果てに
事実は踏まれ刈り取られてゆく
転倒からの回転不足
差し引かれない減点方式
不思議な強さはどこまでも
苦笑を雑じえた拍手を
強要される理不尽

連盟諸君に鞭打ちを
汚れの落ちぬ欲の果て
審査員は神様でした
尻の穴までしゃぶりたおし
不明瞭な基準をぼやかす

スポットライトの氷上を
今世紀最大の
生ける神話が横切ってゆく
存在自体が美の化身
エレガントな尻滑りで
女神は微笑む

常勝無敗
諸手を挙げた称賛が
誰かを貶め為され続ける

懐の肥えた嘘吐き共が
路頭に迷い枯れますように
穢れた氷の表彰台
真正面から叩き潰せ