身詰まり
平凡装う非凡な埃が
圧着端子に寄り添いながら
退屈そうに欠伸をしている

穢れを知らない螺子を下さい
うだつの上がらぬ手癖の悪さに
三畳一間のカタコト並べて

劣化してゆく布地の在処離れ
連鎖してゆく沼地のやさぐれ
インクヘッドの風見る鶏よ
スナッフフィルムの君を肴に
A4用紙と共に詰まろう

異邦の風を感じながら
違法の枷を案じている
痛みに霞んだ ヒトの肖像
蝌蚪の情操 捻れて焦燥
積もり積もった ほとの群像
引き出しの奥へと押し込めてゆく
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2013.03.27


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