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懐中分解
その人々は
坂道を転がる様に
近道に群がっていた

目紛るしさに追われる事で
けたたましさに飼われ続け
ふとした日常の一欠けらに
そう、たった一欠けらに
全身を打ち付け
ばらばらと崩れ落ちてゆく

道を塞いでいたのは
ジュースの缶で溺れる子山羊
口を塞ぎ息を殺し
位置を跨ぎ士気を灯す
無知を嘆いた死期の邂逅
肺を浸した液の栄光
満ち足りて満たされぬ幸の退行

手探りの中 定めた遂行
プルタブ押し込み さあ、取り囲め

腰掛けたベンチの先へ
花の香りが連なってゆく

いつまでもいつまでも
枝を枯らして 餌を垂らして
肌を晒して 泳いでゆこう

指先に集う滴の様な
首先に繋ぐ鎖の戯れ
足の届かぬ深みへ嵌った
あと幾許かの 楕円の消灯

始めから
薄暗い道に居たのだ
一片が寄り添って
暖かな日差しに
微睡む事を良しとして
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2013.04.09


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