カスの上塗り
椅子の上に寝そべった
明りの失せた裸電球
照らそうよ
散らそうよ

寄せた囁き
馳せるさざめき
耳鳴りの空に神が鳴る
笑みに成らざる
積荷と生して 君へと課そう

一連の気怠さを叩き付け
一面に咲かす肉の花

ああ、偽造された春の元へと
言い包められた
蝶の群れが飛来する!

椅子の上にはカスばかり
カスの上には明日が押し寄せ
もう取り返しのつかぬ
日々の戯れ
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2013.05.01


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