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さくらそう
鳥の囀りと透き通る大気の中
僕たちは合唱し、
暖かな光は全ての命を照らしながら
喜びの旋律を奏でる。
曲名は『桜草』
隣に座る君といえば
潮風薫る丘の上
太陽の香りを振り撒きながら
僕の手を掴み微笑む。
やがて日が暮れ星が瞬き
集めた木の枝積み上げて
月明かりの下 火を放つ。
燃焼する松の枝は
バチバチと弾け影となり
激しく激しく熱を振り撒く。
漆黒の渦中発生する輝きは
月明かりと融け合いながら
小さな僕たちを包む。
ゆらゆら ゆらゆら
激しく揺れる影法師、
君の横顔、
腕に残る温もり。
やがて焚き火は消え失せ
漆黒が辺りを包む頃、
けたたましい轟音と閃光の中
僕たちは行進を始める。
君を暗闇の中
置き去りにしたまま。
僕たちは空高く聳える舞台の上、
飾り物の羽で羽ばたきながら
前進を続ける。
転落するものたちを後目に
上空を睨みつけると
そこには あの頃と変わらぬ太陽が
優しく光を投げかけていた。
「君は どうしているのだろう?」
ふと頭を過ぎる思いに
客席を見下ろせば地上は遥か彼方。
声は届かない。
せり上がる舞台の上、
僕たちは前進を続ける。
否、そこには既に降り口は無く
前進せざるを得ないのだ。
刻の隔たりと空き徹る大機の中
僕たちは合唱し、
暖かな光は全ての命を照らしながら
愛郷の旋律を奏でる。
曲名は『桜葬』
記憶の中の君といえば
あの日と何ら変わる事無く
潮風薫る丘の上
太陽の香りを振り撒きながら
僕の手を掴み微笑む。
燃焼する鉄の羽は
バチバチと弾け影となり
激しく激しく熱を振り撒く。
ゆらゆら ゆらゆら
激しく揺れる影法師、
君の横顔、
腕に残る温もり。
やがて全てが消え失せ
漆黒が辺りを包む頃、
けたたましい轟音と閃光の中
僕たちは"また"行進を始める。
君を暗闇の中
置き去りにしたまま。
僕たちは合唱し、
暖かな光は全ての命を照らしながら
喜びの旋律を奏でる。
曲名は『桜草』
隣に座る君といえば
潮風薫る丘の上
太陽の香りを振り撒きながら
僕の手を掴み微笑む。
やがて日が暮れ星が瞬き
集めた木の枝積み上げて
月明かりの下 火を放つ。
燃焼する松の枝は
バチバチと弾け影となり
激しく激しく熱を振り撒く。
漆黒の渦中発生する輝きは
月明かりと融け合いながら
小さな僕たちを包む。
ゆらゆら ゆらゆら
激しく揺れる影法師、
君の横顔、
腕に残る温もり。
やがて焚き火は消え失せ
漆黒が辺りを包む頃、
けたたましい轟音と閃光の中
僕たちは行進を始める。
君を暗闇の中
置き去りにしたまま。
僕たちは空高く聳える舞台の上、
飾り物の羽で羽ばたきながら
前進を続ける。
転落するものたちを後目に
上空を睨みつけると
そこには あの頃と変わらぬ太陽が
優しく光を投げかけていた。
「君は どうしているのだろう?」
ふと頭を過ぎる思いに
客席を見下ろせば地上は遥か彼方。
声は届かない。
せり上がる舞台の上、
僕たちは前進を続ける。
否、そこには既に降り口は無く
前進せざるを得ないのだ。
刻の隔たりと空き徹る大機の中
僕たちは合唱し、
暖かな光は全ての命を照らしながら
愛郷の旋律を奏でる。
曲名は『桜葬』
記憶の中の君といえば
あの日と何ら変わる事無く
潮風薫る丘の上
太陽の香りを振り撒きながら
僕の手を掴み微笑む。
燃焼する鉄の羽は
バチバチと弾け影となり
激しく激しく熱を振り撒く。
ゆらゆら ゆらゆら
激しく揺れる影法師、
君の横顔、
腕に残る温もり。
やがて全てが消え失せ
漆黒が辺りを包む頃、
けたたましい轟音と閃光の中
僕たちは"また"行進を始める。
君を暗闇の中
置き去りにしたまま。
2007.06.18 ▲
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