旗持たぬ犬
憤る人の波が
薄汚い犬達の根城を包囲する
牙を剥くのは
餌を強請るばかりの
恩すら知らぬ野犬の群れだ

しばけ つぶせ
手綱の先には太陽を
背負いし黄色い猿の群れ
赤と黒した畜生が
糞に塗れた癇癪起こす

救い様の無い血の色だ
掛けた情けを恥じる程に
真っ赤に真っ赤に燃えては逆上せる
気狂い染みた嘘を吹き掛け
犯せ殺せとがなり立てる

白昼夢の革命に
平和の二文字は寄り添いますか
主従を違えた害獣は
最早 監獄すらも不要である
鍵の掛かった金庫を前に
一人残らず餓死してしまえ

さあ 狂犬病を撒き散らす
蝙蝠共を炙り出せ

泥に塗れた
偽りだらけの友好に
皆 一様に愛想も果てる

時 満ちて
報いを受けよと 風は吹く
朱鷺の咆哮 昇る旭日
義務負わぬ
乞食の犬を焼き捨てる
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2013.07.15


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