陽射しが落ちた日
胃に空いた穴から
意にそぐわぬ
自慰行為を晒して見せる

わざわざ
大きな音を立てず
こんな場所に
埋もれているのは
夢物語の延長線
救いのその手に揺られてたいから

ゆらゆら ゆらゆら
目を閉じて
小さな芽生えも許さない

繁っているのは
同じ顔ぶれ
何かの兆しを待ち望み
何処かの雲間に陽射しが落ちた

ああ 日に増して
あなたの姿が陳腐に見える
有り難がった言葉にも
虫の卵は付いていたのだ

欲求心理は乱れて膨張
夢物語の始発線
救いのその手は汚れていたのだ

鼻を突く
異臭に呼ばれて振り返る

幼き頃の憧れは
神輿の上で腐っていた
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2013.08.09


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