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土に染む
罅割れたグラスの底から
凍えきった掌を引き上げる
氷の隙間に身を委ね
酔いが言葉を別つ程に
宵の卒塔婆に梵字が躍る
離れ離れの身体から
途切れ途切れの枯野を臨む
しどろもどろの土塊は
電信越しの真水に浸り 目を宿す
視たくもない
土の中で
凍えきった掌を引き上げる
氷の隙間に身を委ね
酔いが言葉を別つ程に
宵の卒塔婆に梵字が躍る
離れ離れの身体から
途切れ途切れの枯野を臨む
しどろもどろの土塊は
電信越しの真水に浸り 目を宿す
視たくもない
土の中で
2013.09.25 ▲
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